インド奮闘記3

朝方アウランガバードに着く。
しかしここはどこ?状態。
バススタンドとかではなくてただの道。
どうやって宿街まで行こうかと考えていたら
来た来たリクシャー(バイクのようなタクシー)運転手。


うさんくささも漂っているんやけど安めの値段で駅まで
送ってくれるという。
今の場所がよくわからないしとりあえず駅というどこかわかる
場所に移動してから宿を見つけようと思ってていたから送ってもらう


そうすると最初ちゃんと駅方面に向かっていたけど
「この宿が良いから!」って
「駅に行け!」って言うのに
勝手にお勧めする宿前に止まる運転手。


とりあえず見るだけ見てみろと言うので
見てみたら悪くなかったので泊まる。
そしたら次に運転手はエローラに連れて行ってやると
言い出して値段はまたもや安め。


俺の中に今日エローラに行きたいって気持ちが強かったから
宿もエローラへの交通手段も手ごろな値段で簡単に
手に入れることに魅力を感じてこの人に乗っかって
しまったんやけど(若干怪しいとはおもいつつも)
失敗やったな〜

エローラに行くって決めたのに、「今日アジャンタに行こう!」
ってうるさい、祭りが今日あるからとか言うけど
そんな祭りの話一切他では聞かなかった。
エローラに行くよりアジャンタに行くほうが断然遠くて
その分料金も高い。
こちらの情報、思考回路がまとまってないうちに
たくさん金をとろうって魂胆やろう。


そこは譲らずにエローラにしたけど、移動中
マーケットに行こう、買い物をしようとうるさい。
そして明日のアジャンタ行きの契約を早く決めろと
うるさい。


アジャンタにチャーターして行くのはさすがに高すぎるから
なんとか断りきったら、その後の態度の豹変…
まだ契約上寄ってくれる観光地があったのに
「疲れただろう?もうホテルに行くだろう?」
と言ってくる。
話が違うとも言いたかったけど、この人と
もう一緒にいたくないからホテルに帰ることに。
そうしたら求められるチップ、、


安いものには理由がある。それをとても学んだ。
この人めちゃくちゃ日本の観光案内本のことを
知っていた。本に表記されているどこまでチャーターしたらいくらくらいか
っていう情報をすべて知っている。
ことあると
「本にいくらって書いてあるだろう?それより安いじゃないか?」
と言ってくる。かなり頭を使ってきている
寝ぼけたふわふわした頭で対抗できないと知った。